東日原バス停~ミッツドッケ(天目山)~蕎麦粒山~川乗橋バス停
ひゃ~疲れました。



一杯水避難小屋に9時20分着、そこで一休み。それからミッツドッケ(天目山)を目指すが、何故か猟師が行った方向へ行ってしまい回り道でミッツドッケへ、ミッツドッケというくらい3つの小さな山が連なっており、その間の道は両サイド崖に近い感じである。また、2月ということもあり右(南)側は晴天で綺麗な明るい崖、左は反対に年中日陰で、暗い雪深い崖であった。景色的には素晴らしかったが、何故か写真を撮るのを忘れる。
ミッツドッケ山頂からの景色は天気のお陰で素晴らしいものであった。
ここで豚キムチおにぎりを1つほおばる。 なんかまずい。
その後、蕎麦粒山へ。
行程15kmのうち10kmの地点で余裕で、他登山者もビールを飲んでいたので安心し、自分もゆっくりビールをカップヌードルでしばしの休息。
地図で帰り道を確認し、何人かの登山者にも聞いたが、やっぱり間違いに気づく。時間にして40分も過ぎてしまった。川苔山経由鳩ノ巣駅はちょっと距離があるため、引き返すことに、結局赤テープのついた木を目印に降りていく。しばらく歩くと全くの日陰でどこまであるいても日陰で雪深い。一応足跡が古いものはあるが、引き返すエネルギーもなくそのまま雪のなかを進むが、ついに足跡もなくなってしまった。多分明るい南側の道なきところをくだっていったのだろう。
自分も覚悟を決め、道と明らかにわかるルート(北側の雪深い)を選択し、くだっていく。アイゼンがなければ到底いけないルートであったが、アイゼンとストックのお陰で安定して進むことができた。少し歩くとこの道がどこ経由であるかがわかってきた。渓谷経由のコースであった。ただでさえ高所が嫌いな上、あるとことは完璧凍結、あるところは、30cm以上の新雪、またあるところは落ち葉が20cmくらいつもって岩場でかつ絶壁の、たまに木で出来た橋をアイゼンのまま渡るという非常に緊迫したコースであった。実際熊とまた、会うのではという恐怖心もあり、カメラで景色を撮る余裕もなく、ただ、ただ、リュックの鈴と笛を吹きながら恐る恐るおりてきた。やっと、アスファルトの道と川が見え、安心し歩いていくと10mくらい先で熊が猛突進してくだっていくのが見え、その0.5秒後にもう1匹の熊も猛突進していった。
これで今年になって、熊5匹、2度の遭遇となった。
残念ながら、景色の写真は一枚もない。