2008年2月24日

2/23 姫次


天候に恵まれた土曜日、一部天気予報では
午後から冬型になり気温がぐっと下がるとの予報。
目標は蛭が岳、あとは雪の具合と自分の体力で
引き返し地点を決めました。

先々週くらいの丹沢(塔の岳)は、凄い積雪量でしたが
先週の暖かい陽気でもまだ雪は残っているだろうと
コースは北側の焼山からにしました。
こちらからの登りは2回目です。

雪は登山口から、少しずつ増え
700m付近からは、凍っているところも
あり、アイゼン(6本)を装着しました。


焼山山頂(1059m)では、雪が多いです。
しかし今回は道を間違わずに上りましたが
それでも、約10分くらい遅いです。


1200m付近の登りですが、道をはずすと
膝まで埋まります。


登山開始から約2時間(AM9:30)
ドッドッドッドッと何かが来ている音です。
よく見ると鹿5~6等が稜線を横切りました。

一瞬、熊かと思いました。
(やはり熊への恐怖が・・・)
次はイノシシかと思いましたが、
(鹿の膝上まで雪で埋まって、体型としては猪のような)
違いました。とにかくほっとしました。
カメラを出す余裕もなかったので、
足跡を撮ってみました。


椅子でしょうか。
雪も深く、道をはずして膝まで埋まり
かなり疲れてきました。

このあたりでトレールの方とすれ違い
姫次からの富士山の眺めが最高に綺麗だったと
の情報に、また気を取り直して歩き出します。


やっと姫次に到着(3時間25分、AM10:55)しました。
随分と長く歩いた感じでしたが、CT通りでした。
残念ながら、富士山はほとんど見えませんでした。


前回は、道を間違いながらも11:40には蛭が岳に到着していた
ペースと比べると明らかに遅い。
ここで蛭が岳へのCTを調べると約2時間かかります。
蛭が岳からバス停まで前回2時間30分だったので
3時間かかるとすると今から5時間かかると
それだけでバス停4時になります。
更に、ラーメンタイムや休憩時間もなくなります。

これではあまりにさびしい山登りとなるので、
まだ天気が良い間にゆっくりラーメン食べて
帰ることに決めました。

蛭が岳山頂も雪が深そうです。


北側の青空が美しい。


約1時間景色を楽しみ、
餅いり味噌ラーメン(いつも同じ)を食べ
持ってきたリンゴ、メロンパン、レーズンパン、
ゴマで塗した小さなアンパン等食べつくし、
ゆっくりした時間をすごし、下山しました。
(ビールが無かったの残念でしたが)

林道も凍っていて車も一台もありません。


北の空から怪しげな雲が迫ってきます。
やはり天気予報あたりそうです。


姫次からは約1時間40分でバス停に到着。
前回の時刻表と違っていました。
1時、2時代がなくなり4時5分1本です。


前回の食堂に行きビール&αでは
2時間以上もあり、出来上がってしまいますので
国道を歩き、まずは、焼山登山口を目指します。

国道を歩き出して約40分、雨・霰が降り出し
風も強くなってきました。
しばらくして焼山登山口に到着。
バス停付近の酒屋でビールを買って
神社のところで震えながら飲んでいました。


それでも、バスがくるまであと1時間くらいあります。
いつもは飲まないのですが、寒いのでワンカップの出番です。


バスが来る10分前です。
風が強く、まだ震えています。


焼山登山口→姫次→青根→焼山登山
登山道:15.5km
国 道:6km

この後6時には自宅に着いたのですが、
案の定、風邪を拗らせ
日曜日は一日中寝込んでいました。

2008年2月17日

2/16 北横岳


ずっと前から行きたかった北横岳に行ってきました。
いつものように朝から寝坊し、スケジュールが二転三転しました。
当初の計画では、八王子発5時8分に乗る予定が、
結局、あずさ1号7時29分発となりました。

ロープウエイで一揆に2200mに楽々移動します。
八ヶ岳が見えますが、雲行きが怪しいです。


縞枯山方面は更に怪しいです。


後ろには南アルプス


縞枯山に更に雲がかかってまるで白黒写真のようです。


でも山頂駅に着き、アイゼン・ストックの準備
をしているとあっという間に晴れ渡ります。
猛烈な風です。


9割以上はスキー・スノボのお客ですが、
登山者もいます。


カモシカさんのブログで見た
モンスターとは大違いです。


追い抜いた登山者、すれ違った登山者の
約8割がスノーシューを使っていました。
実は私も、スノーシューデビューをしたくて
前日某アウトドアショップに行き1日レンタル
(3600円)し、準備はしていましたが、
結局使わずじまいでした。もったいない。

北横岳ヒュッテです。
本当はここに泊まって、日の出を山頂で迎えたかった
のですが、予約がいっぱいでした。


北横岳ヒュッテからは、登りがきつくなります。
でも、青空が映えて綺麗です。
ここで間違って、デジカメをビデオモードに
していたようで、電池残量が残りわずかに
なりました。まずいと思ってスチルモードに
しましたが、あわててフラッシュをたいて
しまいました。


登りきった南峰からの八ヶ岳連峰です。
とにかく強風でした。


そして、北横岳北峰です。
蓼科山がすぐ近くに見えます。


温度計をみると、マイナス15度?くらい
更に強風で体感としては???
ちなみに、本日の山頂の最低気温はー19度とのこと。


強風の僅かな、隙間を縫って
セルフで撮ってみました。
蓼科山が入っているはずだったのですが、
風で、カメラが下を向いたようです。


強風の中30分ほどゆっくりし、
景色を堪能しました。
特に八ヶ岳連峰が綺麗です。


下山後坪庭でも凄い強風でした。
下の2枚はほとんど同じ場所から撮影したものです。

こちらも強風の中風紋を取ったところです。


こちらは更に強風で雪が飛ばされているところです。


その風が坪庭のほぼ一箇所に集まり
山の斜面にぶち当たり、行き場所をなくし
一揆に上昇し、竜巻みたいにあがっていきました。
凄い!(私の写真を撮る影絵?は変ですが。)


ほんの僅かな時間で、自分の目線では
雲の高さくらいまで上がっていきました。
ズームです。


最後は、最高に晴れ渡った北横岳です。


八王子発        07:29
茅野駅着        09:07
茅野駅発        10:15
ピラタスロープウエイ着 11:20
ロープウエイ山頂駅着  12:10

ロープウエイ山頂駅   12:30
北横岳山頂着      13:30
ロープウエイ駅     15:00

ピラタスロープウエイ発 16:45
茅野駅発        17:47
八王子着        19:37

今回途中で某大学山岳部の約10名とすれ違いました。
皆100Lくらいのリュックを背負って
寒さと疲れでかなり参っているようでした。
どこから登ってきた(蓼科山!?)のか
わかりませんが、最終目的地は行者小屋という
北横岳ヒュッテの主人との話声が聞こえてきました。

若さって凄いな~。

2008年2月10日

2/10 塔ノ岳


2/9夕刻、天気予報では大雪も夜中に止み、
2/10日曜日は天気がよくなるといううれしい情報でした。
これはもうどこかの山に行くしかないと思い、
またも丹沢にしました。
理由は、1日遅れですがダイヤモンド富士が
蛭が岳か檜洞丸から見える?との情報からでした。

ただ、この大雪の中、蛭が岳まで行けるかどうかの
心配もあり、結局雪山+お泊りのフル装備で
大倉から登り、疲れたら途中で引き返す、
帰りたくなったらそのまま帰るという
気ままな登山でした。


ダイヤモンド富士



珍しく、
寝坊もせず渋沢発始発(6:48)のバスに
のることができました。
ただ私はいつものモタモタで、結局、
その次のバスに乗った人たちにも
先を越されてしまいました。



朝7:10大倉バス停からです。


途中登っていくところからの空模様
あまりさえません。


やっとここ?まできました。
雪の多さに感動、しかし雪がさらさら過ぎて
ノーアイゼンには登り辛いです。


やっと、塔の岳山頂が見えてきました。
というか、かなりズームしていますが・・・


鍋割山と塔の岳の分岐の標識です。
ここまで雪が多いのは初めてです。
まだまだ、ノーアイゼンでチャレンジです。


キツイ、つらい、重い、滑るで
前回の時間よりかなりオーバーしましたが
何とか山頂まで到着することができました。


山頂ですが、60~70cmはありました。
ここでラーメンタイムです。
いつもよりまったりと過ごします。


山頂から尊仏山荘と蛭が岳方面です。


蛭が岳方面です。いつもより雪が多いです。


そしてお約束の富士山です。
東側斜面は下のほうまで雪が積もっています。


丹沢山への降りです。


そこから尊仏山荘を振り返るとこんな感じです。


北側斜面では1mくらいありそうです。
人とすれ違う時は大変です。
どちらかが道をはずれ、
ズポッっと入って避けることになります。


そして蛭が岳をじっと見つめ


また、小屋を振り返ります。


進むべきか、引き返すべきか
腹筋も攣ったし、首筋も攣りそう。
ほとんどの人は、途中で引き返している。
ということは、丹沢までは良くても、
そのあとは当然ラッセルになるだろう。
今日の登山時間を考えると、やはり今日は
これくらいで勘弁しておこう。


気を取り直して、再び塔の岳へ。


ちょっとラッセルをやってみました。


もうしばらく、塔の岳で雪と景色を楽しみました。


そして、またまた富士山です。



降る途中には誰かが作った
大きな雪だるまが。


今日の登りは、風が強い中、
木についていた雪が落とされ、
まるで豪雪地帯の様な感じでしたが
降り(午後)は、気温が上がって
全身シャワーを浴びているかの様でした。
当然登山道も、帰りはぐちゃぐちゃの
ドロドロで、大倉バス停では、
ストック、スパッツ、アイゼン、靴
を洗い落とすのに時間がかかりました。

手入れも一息、バスを待つ時間にあたりを
見渡すと綺麗なチューリップがありました。


結局、お泊りもできる装備で行きましたが、
心のどこかに、
どうせ山小屋でとまるのであれば
どこかもっと遠い山でなければ!
という思いがあったのでしょう。

次の機会があれば、もっと軽く抑えて
せめて前回の様に丹沢山までは、行きたいです。

大倉発  07:20
塔の岳着 10:30
塔の岳発 12:30
大倉着  14:50

と言うわけで、
最初の写真は、拝借させていただきました。
申し訳ありません。